MS‐14C ゲルググキャノン
ジェラルド・サカイ専用機
この機体は、量産先行機(YMS−14)として生産された25機のうちの1機でエース部隊とも言われた“キマイラ隊”に配備され日系ジオン国民のジェラルド・サカイの搭乗機です。
このキマイラ隊は、決戦に対して集められたエースパイロット31名を数え、その中には部隊の指揮官ジョニー・ライデン少佐、トーマス・クルツ、J・サカイ等が在籍していました。
制作コメント

この配色や頭部アンテナに違和感を覚えた方も居られるでしょうが、少し遊んで見ました。

まずジェラルド・サカイと言うパイロットですがMSVのころからゲルググキャノンのパイロット
としてトーマス・クルツと同様に有名で今は、「ギレンの野望」にも登場しています。
よく多くの方がトーマスと同じグリーンとイエローのスプリンター迷彩でジェラルド・サカイの
搭乗機を制作されておりますが私の中では、あの色は彼のパーソナルカラーで階級が
同じかそれ以上のジェラルド・サカイが他人のパーソナルカラーに乗っているとはとても
考えられません。

設定によるとトーマス・クルツと同様のスプリンター迷彩で頭部には、指揮官用のアンテナが装備されている機体に乗っていた様です。

以上のことから私は、ノーマルのグレー系の色で両肩をスプリットパターンにして見ました。
それに機体ナンバー58は、トーマスの番号です。ライデン少佐は、010と011(27)です。
なぜこの機体は103なのか!
それは、MSVの説明書の絵を見たことがある方なら解るかも知れませんが、コクピットから
出てくるライデン少佐の後ろにかなりの撃墜数が描かれた“V‐103”と言う機体が写っています。
でもなぜこの機体が彼の物だと御思いでしょうが、これにも訳があります。
ゲームに出てくる彼のセリフはがあるのですが、“ジェラルド・サカイ 参る!”となぜか侍風
の話し方をしています。
例えばランバ・ラルのモデルが、世界3位のエースパイロットドイツ空軍のギュンター・ラル
だとするとジェラルド・サカイは、間違いなく“大空のサムライ”撃墜王 坂井三郎です!
(多分・・・ね)なので坂井氏の零戦21型と同じV‐103にして見ました。

頭部=アンテナですが普通は、サブカメラの上に付いているのが正解です!
でも一度付けて見ましたが、かなりカッコ悪かったので通常のゲルググ同様につけました。
そのままではあれなので前倒し気味に取り付けました。
この方が少しですが、凶暴に見えます。

胴体=このキットの欠点であるスカートアーマーの合いの悪さを解決するために一度接着してパテで段差を消してモールドを彫りなおしました。
本体のつなぎ目も消したので中のパーツを見ることが出来ません。見た目重視なので!
肩関節は、なで肩にならない様にプラ板を挟んであります。
リアスカートは、MG量産型ゲルググのバーニア付きの物を使っています。

腕部=手首をF2ザクに付属している物をジャイアントバズーカ用に使っています。
左の開き手もF2ザクの物です。(付属の可動指もビームライフルと薙刀用に作っています)
一応3連ミサイルランチャーとカウンターシールドの他に通常の熱核ジェットも作りました。

脚部=フトモモを昔のイラストの様に角ばった形にパテで成形しています。
少し懐かしい感じになりますよ!
足裏のバーニアは、くり貫いて市販の物をはめ込んでいます。

武器・ランドセル=ランドセルは、基本的にストレートです。
ビーム薙刀の取り付けパーツを加工して専用のビームライフルを背中に取り付けました。
3連ミサイルランチャーの先にザクパイプをはめています。
ジャイアントバズーカは、MGの三連星様06Rからの流用です。MGドムの物だと大きすぎると感じたのでザクサイズにしました。
ジェラルド・サカイは、キマイラ隊に配属される前は、リック・ドムに乗って撃墜スコアを挙げたらしいので得意の武器なのだろうと思い持たせてみました。

後は、基本工作のつなぎ目消し等(400番〜600番〜1000番のペーパーがけ)をしてからサフ吹き(1200)で黒立ち上げ塗装・エナメル塗料(ブラック+ブラウン)でスミ入れ・トップコート(つや消し&半ツヤのブレンド)を軽く吹いています。 細かい部分は、筆塗りです。
コクピットのパイロットもちゃんと塗っています。(写真には、写ってませんが)
デカールは、何時もより多く貼っています。ジオンマーク・キマイラ隊マーク・103・03・各種コーション・ラインデカール等・・・忘れてはいけないのがエース・オブ・スペード!
これは、昔のように左足にだけ張っています。
腕の階級賞は、腕の側面では無く前に貼っています。
出来上がって見ればこの色も中々カッコよく見えます!特に後ろ姿が・・・。