MS−09D 局地戦闘型ドム
ロイ・グリンウッド専用機
MS−06Dでも活躍した「カラカル」小隊のロイ・グリンウッド少佐の乗機
“サンダー・キャット”ドム熱帯戦オプション装備仕様です。

この機体は、ドム試作2号機を熱帯戦用に改修したトロピカルテストタイプと形状こそ同じですがロイ・グリンウッド少佐の“サンダー・キャット”は、熱帯戦用オプションを装備した初期生産型のドムなのであえてYMSー09DではなくMS−09Dとしました。
熱帯戦オプション(頭部の通信アンテナ・放熱パイプ・背部推進機)のみ装備したシンプルなタイプと試作型と同じ形状の物が10機程度、実戦に参加した様です。

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制作コメント

私が何時もしているHGUCとMSVキットのニコイチです。
誰もやらないような珍しいカラーリングを!と考えカラカル迷彩を施したドム・トロピカルにしました。

元々このサンダーキャット自体公式に設定されていないので自分なりの解釈で機体とパイロットを制作しました。
ロイ・グリンウッドがドイツ系移民と言う事なのでドムの重厚なスタイルと相まってドイツの戦車を少しイメージして見ました。
設定では、簡単な改造で熱帯オプションがつけられる様に書いてありますが、プラモデルではそう簡単に行きませんでした・・・。

頭部=アンテナとパイプ基部は、MSVの物を少し加工して貼り付け!
パイプは、真鍮線・メッシュパイプ・モビルパイプと言う構造です。
少し胴体に埋まった感じにしたかったので襟を1mmほど斜めに削って形状もモノアイガードに合わせて加工しています。
モノアイガードと頭部の変な段差を忘れずに削りましょう!

胴体=胸部・コクピット・ベルト・のパーツをMSVから持ってきてパテで慣らしています。
胸と腹の接続をボールジョイントに変更!(この時少し前屈みになる様セット)
腹部ブロックのエッジを角ばらせています。
フンドシは、MGザクの物を芯に制作!フロントアーマーもフンドシに合わせ切り裂きボールジョイントで接続!背部もランドセルを装着するのでパテで埋めています。

腕部=肩アーマー・内部ブロック・ヒジをMSVから持ってきてパテで成形!
ジオノでは、丸かった肩ブロックは、本来の姿である四角い形状に!
上腕にある突起?も削りパテで四角くします。
手首の出来は非常に良いのですが、親指が太すぎでおかしいのでデザインナイフで削り本来の形にしています。
手首の内側がはずれやすくなっているので瞬着できつくした方が良いですね。
あとは、軸が気になったので何時ものように手首カバーを追加しナックルガードもパテを使って無くしています。
この機体の場合手首にナックルガードは、イラストの様に無い方が良いです。
しかし手首のMG段差は、残しています。この方が、力強くて格好が良いので!

脚部=YMS−09だとフレアは、イラストの様に小さいのですが、“サンダーキャット”は、オプション装備型なので後から改造した感じが欲しかったため太い足のまま上からパテで一段盛ってあの形状にしてやりました。ヒザブロックもパテで制作!
後ろのロケットエンジンは、MSVの物をパテで形を合わせて貼り付け!(これのおかげであのつなぎ目を消さなくて良くなりました。)バーニアは、市販パーツです。
足首は、イラストの様にザクの足首を大きくした感じにパテを盛って削り出しています。
このドムのつま先は、少し上に捲れているので足裏パーツに切り目を入れて上に傾けて再現しています。
フレアのカーブも削って丸くしています。
忘れてはいけないのが、このドムのバーニアは、外部にあると言う事!
中のバーニアを抜いておきましょう!

武器・ランドセル=ドムにマシンガンを持たせるのが好きなのでHGUCグフからマシンガンを持ってきてドムの手に合うようにグリップを大型化!・サイトには、Hアイズ!
ジャイアントバズには、所々に市販パーツを使っています。
後部に四角いモールドを追加!(わかる人には、わかります。)
ランドセルは、バーニアを市販パーツに変えてパイプは、HGUCザクパイプを使用!
旧キットや設定では、ランドセルにジャイアントバズを装着出来るのでジャンクパーツで基部を制作!

1/35フィギュア=以前から作っていた(公開していないノーマルジオン兵素体ジーン君)
を改造してグリンウッド少佐に!イラストを見る限り胸の形状だけ0083風のデザインになっていてヘルメットの形状は、設定されていないため私の好きなトローペンのパイロット“ゲイリー”が被っていたタイプを基に制作しました。砂漠や荒野でドムと言えばあのイメージでしたので・・・。

後は、ストレートにつなぎ目消し・ヒケ処理(400番〜600番〜1000番のペーパーがけ)サフ吹き(1000)の後に黒立ち上げ塗装・エナメル塗料(ブラック+ブラウン)でスミ入れ・デカール貼り・トップコート(つや消しと半ツヤのブレンド)を吹いてからエナメル塗料でウォッシングしてから軽くドライブラシしてから再度ダークイエローを少量加えたクリアーを吹いています。
何時もならしない汚し系も陸戦型を強調するためイヤミにならない程度施しました。
フィギュアや機体の赤いラインは、筆塗りです。

デカールは、左肩にサンダーキャットを!右ヒジには、カラカル隊のクローバーを!
機体ナンバーは、地球攻撃軍第5地上機動師団第1MS大隊A小隊に所属していたので501としています。(511でもよかったかな?)
最後にカラーリングですが実は、塗っている最中はあまりカッコよく見えなくて普通のカラーにしたら良かったかなと思っていましたが、色々と試行錯誤しているうちに何とか見れる様になりました。
まだこのパターンのドムトロピカルは、誰もやっていないと思うのですが・・・
この作品でロイ・グリンウッドのサンダーキャットとは、こう言う物だとイメージが付けば良いのですけどね!