MS-06M 水中用ザク
シーサーペント実験部隊
水中戦用に開発されたザクMS-06Mです。
この機体は、全ての水陸両用MSの原点でこのMタイプは、MSM−01の名称も与えられています。
このタイプは、大戦末期に実戦投入(レッドドルフィン隊)されていますが、
今回の作例は、北大西洋の潜水艦隊「シーサーペント」に実験部隊として配備されたバージョンで制作しました。

戦後、連邦軍に運用されマリン・ハイザックと呼ばれていました・・・嘆かわしいです。

製作コメント


基本的にHGUCザクとMSVキットの2こイチです。

頭部=何時もの工作であとハメ加工・モノアイスリットの幅詰め・モノアイをクリアパーツにしました。(これは、私の定番工作です。)
まずMSVのキットからトサカを移植!バルカン砲を追加!
(市販パーツを貼っています)
頭頂部にもパイプを追加!キットの物をHGUCに合うようにパテで成形しています。
後頭部のパイプ基部もモールドを追加!
口元は、HGUCキットの物を削り込んでいます。パイプ基部は、プラパイプに変更!
一番大事なのが、モノアイスリットです。モノアイガードを切り飛ばして下のパーツを平に削ってそれに伴いバイザーを裏打ちしてからかなり削っています。
こうする事で水中用独自の顔が再現できます。
ノーマルでは、あの雰囲気が出ないので・・・スリットの感じは、ザク改に近いですね!

胴体=まず左右胸ブロックを角ばった感じにパテを盛っています。
イラストを見る限りでは、旧ザクに近いラインでしたのでレジンで複製して置いた旧ザクの胸から改造しています。
フロントアーマーは、真ん中をプラ板で塞いだあとパテで成形しています。
出っ張った部分は、MSVキットの物をパテで成形してから取り付けています。
ランドセルを取り付けるとスカスカになる背中をパテで面一にしています。

腕部=肩アーマーは、接続をボールジョイントに変えてスパイクは、HGUCの物です。
下腕は、HGUCギャンの腕にパテを盛って角ばらせ側面のパーツをMSVから持ってきています。当然ポリキャップもザクに合わせています。
関節もシーリングを再現すると可動を殺すことになるのでモールドでそれ風にしています。
あとは、何時ものように手首カバーを追加しました。

脚部=イラストを参考にフトモモをパテで角ばらせています。フトモモ裏のバラストタンクも追加! MSVのキットからバラストタンク部分を切り取りHGUCザクの脚に貼り付けています。あとヒザアーマーもパテで角ばらせて裏もパテで埋めています。
ヒザの関節もヒジと同様にモールドを入れています。
蛇腹状になった足首は、デザインナイフでコツコツと削っています。
つま先の裏のモールドもイラストやMSVキットでも確認できるので彫っています。

ランドセル・武器=サブロック・ガンは、HGUCザクの手に持たせられないのでザクマシンガンのグリップをそのまま移植しています。
グリップの下についていたストックも取り付け位置を変更して上下逆に取り付けました。
この方が、機能的で格好が良いです。

後は、ストレートにつなぎ目消し・ヒケ処理(400番〜600番〜1000番のペーパーがけ)サフ吹き(1000)の後に黒立ち上げ塗装・エナメル塗料(ブラック+ブラウン)でスミ入れ・デカール貼り・トップコート(つや消しと半ツヤのブレンド)を吹いています。

デカールは、シーサーペントのマークとジオンマークをキット指定の物にプラスしました。